危険体感施設

安全教育の一環として『安全を教える事は危険を教える事』のコンセプトのもと危険体感施設を社内研修用として2005年に設置しました。
現在は、社内研修にとどまらず、グループ会社、協力会社、お客様などに幅広くご利用いただき好評を得ております。
危険体感施設は高所危険体感、低圧電気危険体感など10種の体感コーナーがあり、全体では35の危険体感が出来ます。

危険体感の一例

01:高所危険体感

1)高所足場歩行体感
労働安全衛生規則では、高所作業の場合、幅40cm以上の作業床(足場)を設けなければならないとされていますが、あえて20cmの足場を歩行しその時の危険を体感します。
2)5m墜落衝撃体感
5mの高さから85kgのタックルバックを落下させ、その時の落下速度、衝撃を確認します。
3)安全帯衝撃体感
65kgのダミー人形をセーフティーロープ(長さは1m及び2m)を装着し落下させ、その時の衝撃と加重を確認します。
4)安全帯効果確認
安全帯効果確認では、1本吊安全帯を着用して、胴ベルトの装着位置を変え、ぶら下がって腹部への圧迫感の違いを体感し、適正な装着位置を理解します。
5)飛来落下危険体感
3mの高さからハンマーを落下させ、へルメットのあご紐の有無での衝撃の違いを確認します。

02:低圧電気危険体感

1)感電体感
微弱電流により感電を体感します。
2)電線短絡体感
電線を短絡(ショート)させたときの放電(アーク)の発生と電線が瞬時に延焼する状態を確認します。
3)コードリール火災体感
コードリールを巻いた状態で使用すると火災になることを確認します。

03:高電圧危険体感

1)直物高電圧リーク体感
高圧線に植木、樹木等の植物が接触した場合にリーク(漏えい)する事を確認します。
2)放電体感
電気は電圧が大きくなると放電することを確認します。

04:玉掛け作業危険体感

1)吊上げ時挟み込み体感
玉掛けした荷物を吊り上げ、指がワイヤーと吊り荷の間に挟まれたらどのような状態になるかを確認します。
2)吊り上げ時荷崩れ体感
玉掛けした長尺物を吊り上げた時の荷崩れ状態を、ワイヤー1本の場合と2本の場合について確認します。

05:回転体巻き込まれ危険体感

ボール盤に軍手やタオルがどんな巻き込まれ方をするか、またその巻き込み力を確認します。

06:重量物運搬危険体感

重量物を持ち上げる時は、見かけに惑わされず、見極めてから正しい動作で実施する事を体感します。

07:梯子・脚立昇降体感

正しい梯子、脚立の使い方を体感します。

08 : 天井裏作業時の踏抜き体感

天井裏の構造を知り、歩行時の注意点を学ぶとともに、踏抜きの体感をします。

09 : 傾斜地重機操作体感

傾斜地における輪留めの設置位置による車両の輪留め乗り越えを確認し、その効果を理解します。高所作業車のアウトリガーの操作誤りによる車両逸走を実際に確認し、適正な張り出し方法について理解します。

10 : マンホール内体感

マンホール内を酸素欠乏状態とし、その状態の計測方法や効果的な換気について理解するとともに、空気呼吸器の装着を体感します。

《問合せ先》研修センター 
TEL:0285-23-9010/FAX:0285-23-9017

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