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はじめての居住専用大型案件で
電気設備工事プロジェクトを担う

PROJECT STORY一般電気設備

PROJECT MEMBERプロジェクトメンバー

横井
設備事業部 営業部
経済学部卒
馬場
設備事業部 施設工事部 工事課
普通科卒
宮部
設備事業部 施設工事部 工事課
電気科卒

千葉県八街市小谷流(やちまたし・こやる)の自然豊かな里山に「八街未来都市」という新時代のふるさとをモチーフとした105万坪もの街づくりが進んでいる。その広大なフィールドのランドマークとして、アクティブシニアのための会員制レジデンス「ハーヴェストレジデンス八街」が2024年5月に竣工。設備事業部が電気設備工事の施工を担当した。追加工事や変更があり工事期間は3カ月の延長となったが、現場のチームワークと営業部のサポートで無事にプロジェクトを完了した。

のランドマークをつくる新たな挑戦で
技術力の高さを証明した

「ハーヴェストレジデンス八街」は、設備事業部が当時受注高の大部分を占めていた再生可能エネルギー分野の分離というまさに体制が一新されたタイミングで、鉄道事業部からトスアップ(紹介)を受けて取り組んだプロジェクトである。

今後の事業部運営にかかわる重要な案件であり、営業としてなんとか受注に繋げたいという気持ちがあった。
これまで都営住宅の実績はあったが、民間から発注される集合住宅でこの規模は初となる。横井は営業担当として、東邦電気工業ではじめての居住専用大型案件の受注に向けて提出資料の作成、各種検討・分析などを行った。
「民間のいわゆる箱物案件は、以前から積極的に取り組んでいく空気はありつつも受注に至っていなかった分野でしたので、予算面・体制面で入念に社内検討を重ねました。お客様には当社の実績と技術力は十分評価いただいていたので、他社との価格競争の調整を綿密に行い受注につなげました」と語る。
顧客の要望による追加工事や変更があり工事期間も長期となったが、この間も横井は営業担当として変更契約の手続きに滞りが生じないよう迅速に対応した。
「当初の計画から変更があり調整も多く発生した案件となりましたが、お客様から現場の体制が非常に良いとの評価をいただきました。総合電気設備工事会社として我々のチームワークと技術力の高さを証明できたことを誇りに思います」

場運営の難しさを痛感
チームで乗り越えた

工事期間が2年2カ月にわたる長期となった今回のプロジェクトは、馬場が現場代理人として従事するはじめての案件であった。東邦電気工業が担当する電気工事のほか、建築工事、機械設備工事を担う30社余りが参加、常時10~15名ほどの作業員が工事に携わる現場となった。
「現場代理人は施工時において必要とされる、労務管理、工程管理、安全管理、原価管理のほか、お客様や監督員、設計監理とのやり取りを行います。すべての発言、行動、結果に責任がついてまわるので、緊張で心が折れそうなときもありましたが、多くの方々に助けていただきながら無事にプロジェクトを終えることができました」

今回のプロジェクトでは意匠的な部分の変更があり、馬場は現場代理人として変更に伴う見積書の再提出、図面変更、追加材料発注等に対応した。さらに工程表の作り直しや人員確保等の業務も発生し、現場運営の難しさを痛感させられたという。
「お客様の追加要望に対し早期に検討を行い、元請会社、その他関係会社と綿密な打ち合わせをしました。また、協力会社に的確な変更指示を出し、工程に遅れが生じていないか、変更内容がきちんと現場施工に反映されているかなどの進捗管理を入念に行い、それぞれの担当者とのコミュニケーションを心掛けたことで難しい工事を乗り切ることができました。大変でしたが、この経験は必ず今後の役に立つと思います」

新人として配属された宮部は、上司から現場でのコミュニケーションの重要性を教えてもらったという。
「電気工事は設備や内装などを担当する業者の方々の作業に割入って行うため、そのタイミングについて現地の職人さんとの対話を密に行いました。はじめてで何もわからない状況でしたが、コミュニケーションを心がけるうちに現場が円滑に回るようになり、チームの一員としてものづくりに携わっているという実感が得られました」

合電気設備工事会社だからできる
プライドをかけた挑戦

多くの方々の協力があり、長期のプロジェクトを無事に終えることができた。
「現場代理人を中心に作業従事者全員がうまくコミュニケーションを取っていたことが成功につながったと思います。本件を皮切りに大型案件にチャレンジしていく良い流れができたので、継続して取り組めるよう営業部としても努力していきます。また、今後は住居用の工事ができる技術者も増やしていけたらと考えています」と横井は未来を見据える。

馬場は、建築会社の設備担当責任者から「是非次回も一緒に仕事がしたい」という言葉をもらい大きな自信になったという。
「今回のプロジェクトで、お客様の要望に応える技術力は総合電気設備工事会社の当社だからこそできるチャレンジであると実感しました。この経験を活かし、これからは若い世代の道標のような先輩となるべく取り組んでいきたいです」と語った。

また、宮部は今回のプロジェクトで上司から多くのことを学んだ。
「自分の想像よりはるかに多い工程があり、改めて電気工事って面白いと感じました。勉強に終わりが無く、問題を解決したらすぐに次の疑問が出てくる。それを上司の方に聞いて解決し自分の知識になっていくのは楽しく、とても良い経験になりました。当社では新しいことに挑戦する際、真剣に取り組んでいれば上司も先輩も支えてくれるし応援もしてくれる。任された仕事に自信を持って取り組める環境があります。今後も目の前の電気工事を一つ一つ学び、色々な種類の建物の現場に携わって経験を積んでいきたい。将来は周りから頼られる現場代理人を目指していきます」と胸を張る。